2015年10月25日日曜日

[No.7]ホット・ショット (原題:Hot Shots! 日本公開:1991年)


邦題:ホット・ショット
原題:Hot Shots!
監督:Jim Abrahams
主演:Charlie Sheen
公開:(米国)1991年
     (日本)1991年







(著:Dzi)
パロディ×バカ=ホット・ショット
パロディ映画の王様だと個人的に思う。

本作は、常にパロディやコメディを下衆にならないギリギリのラインで攻めるバカ映画である。
シナリオ的には、「USA! 一匹狼のエースパイロットがやっぱり凄い!フセインを倒せ!おまけに美しいラブロマンスもあるよ! USA!」という感じです…。


トッパーことチャーリーシーンはそのバカな空気感の中で、大真面目。

他のメインキャスト達もストーリー上は大真面目。でもやってることは全てバカ。
うん、バカ。何度でも言おう。バカである。

久しぶりに頭空っぽにして見れる映画をという趣旨で、本作を。
パロディ元がわかる人にとってはより面白い作品だと思う。

---- 何度か見てるし、ストーリーもへったくれもないので、
今回は趣向を変えて、見ながら「バカ」を指摘していくスタイルで(笑

■空母のシーン

 ・ジャケットからしてもトップガンのパロディ
 ・無駄にかっこいい始まり方
 ・ギターサウンドたまらん
 ・ミサイルを手で運ばないで
 ・旅行用トランクを運ばないで
 ・エンジンでウインナー焼かないで
 ・戦闘機はバック駐車しません
 ・誘導員、踊っちゃだめ
 ・煙たそうにしているのはジェットエンジンからの煙じゃなくて、やかんの湯気って
■訓練シーン
 ・戦闘機の中でトランプしないで
 ・「むちゃしやがって」
 ・クラクション?
 ・MAIL MANなんだね
 ・そのEJECTボタンはビデオのボタンだ
 ・なぜ助かるその墜落
 ・EJECTできてよかったね!
 ・鹿狩り解禁のタイミングでその姿

■ここから現在

 ・テントにチャイム(笑
 ・イケメンチャーリーがうさぎさんのスリッパ
 ・犬踏む(1度目
 ・水タバコっぽいけど、ヘリウムガス
  →シリアスな話でなぜ声をかえた(笑
 ・長老みたいなの、ヘッドフォンで音楽聴くな
 ・バイクテクすげぇ
 ・綺麗で清楚な女性、段違い平行棒するな
 ・「わお」じゃねぇって
■軍施設
 ・通行料とるの?(笑
 ・提督降りるとき、ハシゴつけてあげて!
 ・作戦名がいかれてる
 ・ファミコンウォーズがでーるぞー 的な
 ・あだ名がだせぇ
 ・魚眼矯正薬????
 ・やっぱりあだ名がひどい
 ・トッパー言うこといちいちかっこいい
 ・でたー鬼軍曹
 ・反りすぎわろた
 ・お色気シーンきたー
 ・あ、あの人鹿狩りでやられたんだ
 ・しかも剥製にされてるし
 ・てか、人間関係が複雑だなおい
 ・大切な写真投げるなってば
 ・握手やべぇ 、煙出てる
 ・屈折しているのは君の視界
 ・提督負の武勇伝出し過ぎ
 ・訓練中にフォークダンスとラインダンスするな
 ・セクシーな医師きたー 平行棒の人だw
 ・犬踏む(2度目
 ・分割長すぎです
 ・ドキドキが見た目に表れすぎだ
 ・病名「父親コンプレックス」て
 ・「気をつけて」の意味
 ・「休め」の意味
 ・提督のズボン(笑
 ・提督撃墜されすぎ
 ・戦闘機にドアミラーとカーステはいりません
 ・ラジオ用のアンテナもね
 ・そこを飛ぶの????テクありすぎ
 ・フィリックスのぬいぐるみがいたね
 ・余裕の看板壊し
 ・着陸体制で点眼しない!しかもどこに着陸してんだ
 ・あら、いい雰囲気
 ・セリフかっこいい
 ・初めてのまともなシリアスシーン
■ボクシング会場にて
 ・ボクサー、ヨハネパウロはまずい!!
 ・あら、きな臭い話
 ・当たってないのにK.O.!!!
■ラウンジにて
 ・ビリヤードの腕すげぇ
 ・キューを投げないの(笑 誰かに刺さってるし
 ・ブルージーなピアノいいねー。
 ・ラマダ!ピアノの上でうたわない!角度もおかしい!
 ・おちたー!
 ・むっちゃ遠いところからきてる人いたー
 ・トッパーピアノすげぇー
 ・ラマダ、周りをみて!
 ・ラマダ、ピアニストトッパーの手を踏まないで!
 ・歌で告白は素敵
 ・子供の喧嘩かw
 ・同時多発喧嘩勃発
 ・からの、同時仲直り勃発
 ・「おごり」の一言に、どこからその人数湧いてきたんだ(笑
 ・しかも天井から降りてきたぞ?(笑
 ・ラマダの家近すぎ。
■ラマダのお家にて
 ・さらっといやらしいことをいうね
 ・お、この果物のセクシーシーンはどこかで見たことが
 ・ピザを封筒みたいにしないの
 ・おへそにオリーブいれて、ポンッ
 ・氷のシーンみたことあるぞ。ただ効果音!
 ・お腹の温度が尋常じゃない
 ・お腹で卵焼かれようとしているのに「イエス、イエス」じゃないっつーの(笑
 ・卵ジュー ベーコンジュー で、エクスタシー?(笑
■明朝の訓練シーン
 ・ラッパの人かわいそう
 ・やっぱりあだ名「ピンボケ」はひどい
 ・なぜ魚眼矯正で肛門からメス・・・
 ・痔になると困るって、もしかしてそういう含み?
 ・新聞配達は投げても良いが、牛乳は…
 ・綺麗に布団にうまってるけど、どう「よかった」んだ
 ・「原発事故で工場が閉鎖に 」からの!「(会えて)よかった」っておい(笑
 ★フラグの嵐
  ・黒猫横切る(フラグ1
  ・マイホームの手続き(フラグ2
  ・「俺はツイてる男だ」(フラグ3
  ・「生命保険の契約書にサインして」(フラグ4
  ・鏡割る(フラグ5
  ・ペンの出が悪い(フラグ6
  ・「家に戻ってから」(フラグ7 
  ・「地球温暖化を阻止する方法を思いついた、家に戻ってからゆっくり話すよ」(フラグ8
  ・「ケネディー暗殺の真相も解明した(ポケットに証拠を持って出る)」(フラグ9
  ・「私たち幸せを絵に描いたような夫婦ね」(フラグ10!

 ・提督ビビりすぎ(また武勇伝
 ・耳栓食べないの(笑
 ・マイクがつん!(また武勇伝
 ・なんか、計器にゲームウォッチのキャラみたいなの出てきたぞ
 ・鳥さんはえええ
 ・ぴんぼけ、そこでEJECTするな頭刺さるわ(笑
 ・ピンボケかわいそすw

 ★伏線回収
  ・「(旦那の墜落シーンを)見るな」→後ろ向かせる→鏡ばりの車→思いっきり見える→無念

 ・ピンボケは一応助かったんだな
 ・お、旦那もたすかっ 救急車にふっとばされた…
 ・頭思いっきりぶつけたぞ、しかも2回(笑
 ・更に追い討ちドアで頭打ちつけ2回
 ・運転荒すぎw天井にあたってるしw
 ・危険そうなものが落ちてきて当たってるしw
 ・ピンボケもかわいそうに・・・
 ・ピンボケ、それでも生きてる…。
 ・自動ドアに首やられてるぞw
 ・医師(時計を確認からの)「昼飯の時間だ」
 ・なぜアレの大きさを聞いたw
 ・モルヒネは医師に打つのね!
 ・ヤブ医者って自分でいうかw
 ・そしてやっぱり死んだね…。
■葬儀
 ・トッパーが10年貯めた2500ドルを未亡人へ
  →「宝くじ300万ドルあたったよーん」
  →受け取るんかい!帽子買うんかい!!!
 ・犬踏む(3度目
 ・「死神」て
 ・葬儀に売り子がいるの?
 ・お、きな臭い話。
 ・だから提督、ビビりすぎだぞw
 ・提督、不用意に打つなってw
■ラマダの家
 ・ラマダ、なにやってんだ?
■浜辺にて
 ・石切うますぎ、カヌーの人かわいそすぎ
 ・確かに、目がそっくりなのわかるよね、それ
 ・お、ラブロマンス的な!
 ・めっちゃ見られてるぞ
■提督の部屋
 ・何の話だ?
 ・部下かわいそうに、なんか吹きつけられたぞ
 ・動かないのは絵だからね!w
 ・そりゃこたえないわw
 ・え、葉巻じゃなくてにんじんスティック?
 ・なぜ靴のサイズ聞いた・・・
 ・ぼけ始めた?
■ラマダの家
 ・その鍋何?ダチョウ倶楽部的なのりキター
 ・結局鍋持ってったー
 ・「伸びたパンツのゴムのようにメロメロ」…かっこいい言い回しなのか?
 ・歌上手いなんてもんじゃない!本物のようだ!(本物だ
■回想シーン
 ・回想シーンだけ見ると素敵…じゃないわw
 ・これ、ロッキー?
 ・これはロミジュリ?
 ・めっちゃ階段から落ちたぞ
 ・スーパーマン、飛行速度遅いぞ?
 ・はとめっちゃつええw
 ・え、今の想いを共有できたのか?
■空母にて
 ・ベンソン提督が二人…
 ・だから、コードネームがw
 ・あれじゃとまらんでしょw
 ・パーキングメーター式なんだねw
 ・日用品をかいに行くなよ、戦闘機でw
 ・また提督の武勇伝
 ・提督こけすぎだよね。しかも言い訳・・
 ・また嘘武勇伝w
 ・なんか、悪巧みしてるー!
■空母作戦室
 ・喧嘩で、ちゃんとマウスピースするんだねw
 ・敵のトーストw
 ・アコーディオン工場とものまね教室はねらわないであげてw
 ・なんか、ちゃんとした映画っぽいシーンだな。
 ・たとえが野蛮だなw
■空母にて
 ・あー、無駄にかっこいいシーン
 ・鍵の管理w
 犬踏む(3度目 →チワワなのねw
 ・だから、コードネーm
 ・さすがにコードネーム「インキンタムシ」は酷すぎるw
 ・出撃シーンとか無駄に演出いいんだよね
 ・てか、犬が追いつく速度では離陸できないっしょ!
 ・闘牛の「オレッ」いる?戦闘機飛ばす時に?
 ・アフターバーナーで燃えたw
 ・帽子そんなに大事かw
 ・バーガーどこで買ってくるんだよw
 ・心臓の鼓動w
 ・なぜ、今増税の話w
 ・敵もなんか不審だぞwなんか、紳士が乗ってるしw
 ・提督の足は回転するんだね
■昔の回想
 ・タッカーで修理かいw
 ・股間が!声がw
 ・てか、戦闘機の上を歩くなって
 ・誰だよガムそこにすてたのw
 ・ 気にするの靴下かよ
■戦闘シーン
 ・トッパーの操縦すげぇ
 ・ブレーキwwww急停車wwwww
 ・戦闘機がUターンできるかい!
 ・ミサイルの動き!
 ・核兵器工場までの標識てw
 ・フセイン檄似。ミサイル直撃といっていいのかなあれは。
■帰還シーン
 ・着艦するのにどう見ても邪魔w
 ・おい、ピンボケ。レンズの中に魚を飼うなw 
 ・トッパー上から垂直に降ってきたぞw
 ・それで無事なんかいw
■まとめシーン
 ・鍋。そんなに重要?w
 ・ディズニーいくんですね
 ・輸血量がやばい。萎んでってるぞw
 ・血噴出しすぎw
 ・ネットの使い方上手いな
 ・提督何気にかっこいい!
 ・流れるようにはの治療!
 ・目はえぐい。
 ・そしてなぜ投げ捨てた!
■生還パーティー
 ・ヒゲは綿菓子ではありません。
 ・ケント、すっげぇ未練がましい 泣いてない、振り向いてないw
 ・ラマダ、一人落としたぞ?
 ・戦闘機、キーレスエントリーなんだw
 ・馬、なぜそこへw
■そして現在へ
 ・長老、ウォークマンつかうなって
 ・あら、ラマダ素敵
 ・鉄板腹の女!
 ・あの肉焼くんだね!
 犬踏む(4度目、2回鳴く 
 
いいラストシーンだね!

 …とおもったけど、スタッフロールの後ろのお前誰だ!

 ・クッキーのレシピをスタッフロールにのっけたのは多分この映画だけ
 ・なんか、スタッフの目標みたいなのもかいてあるし・・・
 ・あ、甘パンの作り方も教えてくれるのね ありがと

・・・ふう、八十数分突っ込みっぱなしは疲れるよハニー…。
今回は、ひどいレビューですみません。
これ、2があるんだぜ。。。

以上。





(著:hanea)
小難しいことはどうでもいい!!面白ければイインダヨー!!
Blog「キネマ週報」を開始してまだまだ時間が経っていないけれど、Blog書くことを意識して最近は映画を難しく考えすぎる傾向があったかも(難しく考えがちな作品を選んでしまっていたというのも確かにあるけど)。折角なのだから映画は楽しんで見ねばねって事を再度意識しようと本作をみて思い直した(笑


本題。
ホット・ショットは、1991年公開のコメディ映画。「トップガン」をはじめとして種々の名作映画のパロティを多分に含み、映画好きにもオススメできる作品(とのこと)。トップガンを見たことなければ、見たことの有る映画が絶望的に少ない自分が楽しめるかと心配だったけれども、見終わってみればネタ元を知らなくても十二分に楽しめるコメディだったと思う。

物語は、エースパイロットでありがなら米軍を追い出された主人公が敵核兵器工場攻撃のミッションのために再び米軍に戻り奮闘する様を描くヒーローものっぽいお話。しかし主人公がエースパイロットに復帰したのは作戦を失敗させようと画策する上司の陰謀でというありがちな展開もそこそこに、本作はとにかく1場面1場面、シーンが進む毎に登場人物から背景人物・小道具・セットに至るまでが全員真顔でじゃんじゃんボケ倒すので、もう完全に物語とその行く末などどうでもいい。とにかく目の前の笑いに素直に笑って楽しい時間を過ごすのが良い。

特にお笑い作品に詳しいわけではないけれど、そういえば誰かが面白おかしい行動をしてズデーンとズッコケて、ワッハハーと笑うタイプのコント劇やコメディ作品て最近は絶滅危惧種じゃないのかなあ。あんまりパッと頭に浮かんでこない。特に日本は何回かの漫才ブームを経て「お笑いといえばボケとツッコミ」という無意識の意識ががっつり根付いており、僕もその根の中で暮らしてきたので、本作のような古典的?な笑わせ方が1周回って逆に新鮮に映った気がする。

「ツッコミ役」というポジションが作品中に居るのは視聴者的にも物語進行的にも実に便利だという話をどっかで聞いた事がある。ツッコミ役がツッコんだところが笑いどころと視聴者にもわかりやすいから皆同じ場所で一緒に楽しく笑えるし、ツッコミがある種の「なんで面白いのか解説」になるので笑い易いのだとか。しかも一度笑いのためにしっちゃかめっちゃかになった物語を一旦落ち着かせて、ツッコミ役の先導で物語を主軸に戻し易いのだそう。ほーん、なるほどなあと思った記憶。
しかし本作、外国作品だけあってそんなボケとツッコミの文化なぞ欠片も意識しておらず、ツッコミ0。まあもう笑わせるだけ笑わせたら収集つけずにシーン切り替えてゴリ押しで物語を進める。何もかもが投げっぱなしで、しっちゃかめっちゃかになったの全然キニシナイ方向性。どっちらけになった次の瞬間にカメラ切り替わったら、また主人公が大真面目な顔して喋り、背景人物AとかBとかが素知らぬ顔で普通に通り過ぎるから、ついさっきの大騒ぎの余韻も相まってそれもまたじわじわと笑えてきてしまう。全員が一斉同時に面白い事するから、何か数の圧で押し切られて笑ってしまう。思い出すだけでいつでも大爆笑、ずっと笑っていられるーと持続する抱腹絶倒の作品というわけではないけれど、物語に合わせてトントンと小気味よく吹き出してしまう場面が並んでいる。


この映画のステキなところはもう一つ。過剰な汚下劣成分は少なめというところ。この種の作品といえば、ウンコションベンチ◯コマ◯コの精神で「オゲレツだからおもしろい」という単純な笑いへの誘いがつきものだと思う。しかもそれは過激なら過激なほど面白いので苛烈になりがちなのだけれど、本作品は意外な程控えめ。正直本当に意外だった。この手の笑いは無ければ無いで毒が無いだとか綺麗過ぎるとか言われるけれど、そんな描写が殆ど無いにも関わらず、綺麗すぎるとも思わない。そういうものとは違うアホに終始徹している感じ。割りとそういう部分の心配をせずにどの年齢でも見られそうな感じ。

この手の映画はあれだね、友達と遊ぼうと集まってみたけど、そういえば特にやることもねえなあなんてときには持って来いの映画だなと思った。お菓子とか食べながらワイワイと笑いたい。


終わり。




************** 次回 201510月第5週 お題作品 ***************************

   作品タイトル: 「裸の銃を持つ男」(1989年)
   監督:デビット・ザッカー  
   主演:レスリー・ニールセン

 次のお題は、動物カワイイ系にしようと思ったのだけれど、
 なんとなく思い直して、同系列を並べるという方向にしようかなと。
 dziから次回お題がトップガンだと聞いて、どんな映画かサクッと聞いた
 ときに、「あー裸の銃を持つ男みたいなやつか」と思ったんだ。

 というわけで、次回もコメディ。201510月下旬はアホアホ週間だ。

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